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台中〜澎湖の新貨客フェリー、10月15日就航


ニュース 運輸 作成日:2008年9月22日_記事番号:T00010382

台中〜澎湖の新貨客フェリー、10月15日就航


 台中港~澎湖間を結ぶ定期貨客フェリー、「海洋拉拉号(オーシャン・ララ号)」が10月15日就航する。運航するのは華達国際海運で、7億7,000万台湾元(約25億7,000万円)を投じてスペインからフェリーを購入した。近い将来、中台間の海運直航便開放が確実視される中、まず同路線でウォーミングアップを行う考えだ。20日付経済日報が報じた。

 2004年にフィリピンで建造された「海洋拉拉号」は、総トン数2,292トン、旅客540人と40フィートコンテナ8個が収容可能で、同時に観光バスと乗用車も積める。現在台湾本島から澎湖までを往復するフェリーの中では最速の片道2時間10分で航行する。

 台中港務局の王俊友局長は、「同路線は、将来的な中台海運直航便に向けた準備を整えるために就航を決めた。『海洋拉拉号』は将来、澎湖を経由して中国まで運航することになる」と語った。

 華達国際海運は2006年に成立し、海峡交流基金会(海基会)元秘書長の焦仁和氏を董事長とする。同社は2年前に台中港務局に対し台中港~澎湖間の運航許可を申請したが、船舶の建造が進まず現在まで許可が下りていなかった。