ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

交通部、台中の鉄道高架化の推進決定


ニュース 運輸 作成日:2008年9月22日_記事番号:T00010383

交通部、台中の鉄道高架化の推進決定

 
 交通部は20日、台中地区の台湾鉄路(台鉄)の線路で高架化を推進することを決定した。投資額は合計288億3,100万台湾元(約960億円)で、2008年度下半期予算に追加計上される見通しだ。12年の完成を目指す。21日付中国時報が伝えた。

 高架化計画は豊原駅北側から大慶駅南側までの全長21.2キロが対象で、2006年2月に行政院が事業決定したが、地元が地下化を望んでいたことや陳水扁政権による予算計上の遅れから着工が先延ばしされていた。

 今回の着工決定は、馬英九政権の「愛台12建設プロジェクト」に基づくもので、高架化の完成時期は当初予定の14年から2年前倒しされた。建設方式をめぐっても、台中市議会が先月、高架方式を採用することを決議した。

 一方、交通部は着工が遅れている台中市の都市交通システム(MRT)についても着工を急ぐ考えで、台湾高速鉄路(高鉄)台中駅に接続する「烏日文心北屯線」の建設を優先することにしている。ただ、建設費は当初見通しの287億元から499億元へと大幅に膨らむ見通しだ。建設は台北市政府捷運工程局が担当する。開業は15年10月を見込む。