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台鉄万華駅再開発、亜太電信が推進断念


ニュース 建設 作成日:2008年9月22日_記事番号:T00010389

台鉄万華駅再開発、亜太電信が推進断念


 亜太電信(アジア・パシフィック・ブロードバンド・テレコム)は19日、取締役会を開き、同社傘下の亜太線上(アジア・パシフィック・オンライン)が建設・運営・譲渡(BOT)方式で計画していた台北市の台湾鉄路(台鉄)万華駅再開発事業の推進断念を決めた。20日付経済日報が伝えた。

 亜太線上は今年8月に事業権を獲得していたが、景気の先行き不透明感が強まる中で、本業の通信事業に経営資源を集中させるため、不動産事業への参入を見送るべきとの結論に達した。亜太線上は事業権獲得時に支払った保証金2,000万台湾元(約6,660万円)を損失計上する。

 亜太電信には台鉄が出資しており、取締役会には台鉄からの派遣役員3人を含む22人の取締役が出席したが、案件が台鉄に絡むもので利害関係が相反するため、台鉄側の3人は議決に加わらなかった。

 再開発事業は、万華駅上部にオフィスビル2棟や付属施設を建設するもので、台鉄沿線の駅ビル開発のモデルケースとなることが期待されたが、亜太電信の事業撤退で先行きが不透明となった。