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歌林の法人董事、三菱が派遣取りやめ


ニュース 家電 作成日:2008年9月22日_記事番号:T00010394

歌林の法人董事、三菱が派遣取りやめ

 
 大口顧客米シンタックス・ブリリアン(SBC)の破綻(はたん)の影響で経営難に陥っている家電大手の歌林(コリン)は19日、三菱電機が歌林に派遣している法人董事2人を引き上げ、新たな代表を派遣しないことを決めたと発表した。20日付経済日報は、「今後2社の提携に変化が生じるかどうかは観察が必要」としている。22日付経済日報が報じた。

 三菱は歌林の家電事業における最も重要なパートナーで、技術提携はもとより、家電製品の台湾での総代理権を歌林に与え、長年密接な関係を築いてきた。

 三菱電機が派遣している法人董事代表人である福留一志氏と服部要氏の任期は2009年6月26日だが、前倒ししての辞任となった。これにより歌林の董事は同社が8月初めに1回目の不渡りを出して以降、11席中6席に変更が出たことになる。

 またこの日歌林は、18日に子会社の新林科技で1億1,000万台湾元(約3億6,700万円)の不渡りを出したと発表し、19日には歌林でも4,089万元の不渡りを出した。同グループの資金繰りはさらに厳しい状況に陥っているもようだ。