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兆豊金控、リーマンショックで大幅減益か


ニュース 金融 作成日:2008年9月23日_記事番号:T00010415

兆豊金控、リーマンショックで大幅減益か

 
 大手金融持ち株会社の兆豊金融控股は、破産した米投資銀行リーマン・ブラザーズ関連の投資損失で最終利益が40億~50億台湾元(132億2,000万~165億2,000万円)まで落ち込み、前年実績(171億元)の30%程度にとどまる可能性が高まった。兆豊金控の株価は22日、金融株が一斉に反発する中で独歩安となり、先週末に比べ3.1%下落した。23日付経済日報が伝えた。

 兆豊金控は同日、子会社の兆豊国際商業銀行が保有する資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)で19億元の損失を計上すると発表した。兆豊金控によると、リーマン関連の債券への投資規模は1億1,000万米ドル(約35億ドル)とみられる。サブプライム問題による減損処理額は既に70億元に達した。

 兆豊金控の株を大量保有する中国信託金融控股も兆豊株下落のあおりで20億元の評価損計上を迫られそうだ。