ニュース 医薬 作成日:2022年8月23日_記事番号:T00104362
新型コロナウイルス感染症ワクチンの政府調達に関する書類が30年間の非公開となっていることに野党、国民党などから「ブラックボックスだ」「情報を公開すべき」と批判の声が上がっている。中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)の王必勝・指揮官は22日、調達価格はワクチンメーカーとの契約で秘密保持が必要で、行政機関の機密文書扱いではないと説明した。23日付聯合報が報じた。
国民党の立法委員は19日、指揮センター前指揮官の陳氏に対し、2051年まで機密扱いで、ワクチン調達を市民に監督させない理由を説明してほしいと迫った(19日=中央社)
王・指揮官は、今年末までのワクチン調達5351万回分に計408億6000万台湾元(約1860億円)かかり、1本当たり平均765元だと説明した。ワクチン調達に関する書類は昨年11~12月に立法委員8人から成る調査小委員会が閲覧しており、ブラックボックスではないと強調した。
小委員会の招集人で、今年11月末の統一地方選挙で台北市長選に国民党の公認候補として出馬する蒋万安・立法委員は、調達価格、到着日、数量など重要な情報が黒く塗りつぶされていたと指摘した。ワクチン調達に関わった指揮センターの前指揮官で、台北市長選に民進党候補として出馬する陳時中氏に対し、公開すると口では言いつつ、実際はブラックボックスだと批判した。
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