ニュース 社会 作成日:2022年8月26日_記事番号:T00104431
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)の王必勝・指揮官は26日午後の記者会見で、新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「BA.5」感染拡大は9月中旬〜下旬にピークアウト(頭打ち)すると予測しており、1週間当たりの感染者数が2〜3週間連続で減少すれば、下降トレンドに入ったと見なし、出入境制限を順に緩和すると述べた。時期は早ければ10月を見込む。中時電子版などが報じた。
「0+7」は最後
王・指揮官は同日、まず入境後3日間の「居家検疫」を1人1室とし、入境者数の上限をさらに引き上げ、海外団体旅行を解禁した後で、入境後3日間の外出制限「居家検疫」を撤廃する「0+7」を検討すると語った。実際の感染状況をみながら一歩ずつ順に進めるため、具体的な時期は言えないと述べた。
王・指揮官は25日夜のテレビ番組のインタビューで、これまでは入境者数の上限引き上げや入境時の陰性証明の提示義務廃止など、小幅な緩和で、影響やリスクも小さかったと指摘。もはや1日当たり感染者数はさほど重要でなく、今回のBA.5の波が明確に下降トレンドになれば、大幅な緩和が可能だと話していた。
日本人観光客を優先か
観光局の林信任・副局長は26日午前、台湾からの海外団体旅行の催行を解禁する前に、海外からの団体旅行を受け入れる計画で、まず日本人観光客を対象にする考えを示した。
指揮センターの荘人祥・報道官は25日午後の記者会見で、交通部観光局が提出した海外からの団体旅行の受け入れと、台湾からの団体旅行催行のガイドライン(指針)を審査しており、どちらが先とはいえないと語った。
創新旅行社の李奇嶽・董事長は、出入境制限の緩和が実現すれば朗報だが、入境後3日間の居家検疫「3+4」が続くなら、外国人観光客の訪台意欲は削がれると指摘した。
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