ニュース 電子 作成日:2008年9月24日_記事番号:T00010462
友達光電(AUO)が2,000万米ドルを第三国経由で中国に投資し、パネル後工程モジュール(LCM)の新会社、景智光電(仮称)を設立する。今後は中国の内需市場を開拓して、同市場最大手の奇美電子(CMO)に挑戦したい考えだ。24日付経済日報が報じた。
友達は現在、中国では蘇州とアモイにLCM工場を保有しているが、同行場で生産される製品は、中国からの輸出を主としている。しかし、世界的な消費低迷が続く中、価格の安い32インチ以下の小型液晶テレビが、欧米のみならず新興国市場でも人気となって大手パネルメーカーの注目を集めている。友達もこうした傾向を受けて中国内需市場への注力を決めたもようだ。
中国の液晶テレビ浸透率は現在34%と、欧米の70~80%を大きく下回る。しかし来年は液晶テレビがブラウン管(CRT)テレビを初めて上回り、液晶時代の本格的な幕開けを迎えるとされている。
そうした中、中国パネル市場最大手の奇美電は、海信集団(ハイセンスグループ)、TCLなどCRTから液晶への転換を図る中国テレビメーカーを支援し、自社製パネルの使用を促して安定した供給量を獲得している。ロシア、インドなどの新興国市場で主流の26インチ型液晶テレビ用パネルで奇美電は現在、世界全体で65%のシェアを持つ。
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