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外資系銀行、金融危機で米ドル融資停止


ニュース 金融 作成日:2008年9月25日_記事番号:T00010478

外資系銀行、金融危機で米ドル融資停止

 
 域内の外資系金融機関では、米国金融危機で米ドル資金の調達がしにくくなっていることから、米ドルの融資を一時的に停止しているようだ。欧州系銀行の主管の話として、25日付工商時報が報じた。

 同主管によると、米ドル融資の一時停止は、経営破たんした米投資銀行リーマン・ブラザーズ関連の金融商品のうち、問題のあるものについて金融機関がわずかしか公表しておらず、顧客が抱えるリスクが評価できないためとしている。

 ただ実際は、欧州系にしても米国系銀行にしても、域内銀行への融資を拒絶しているのではなく、貸し出し金利をロンドン銀行間金利(LIBOR)にプラス1~2%上乗せしているだけとみられる。

 域内銀行でも、米ドルの流動性資金が不足すれば格付けにも影響するため、今後米ドル融資が困難になる可能性があるとしている。華南銀行など域内大手銀行では短期の米ドル預金利率を4%からに引き上げ、米ドル資金の吸収に努めている。