ニュース 運輸 作成日:2007年6月14日_記事番号:T00001048
遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)は13日、株主総会で役員改選を行ったが、12年にわたり董事長を務めてきた崔湧氏が落選する意外な結果となった。後任には華信航空(マンダリン航空)の楽大信董事長が選出された。
崔氏が意外にも落選した背景について遠東航空関係者は、「崔氏が大株主の委任状を集め、票を掌握していたという大方の見方に対し、一部大株主が(楽氏への投票で)一致していたもようだ」と分析した。
華信航空の親会社、中華航空はかつて遠東航空の大株主で、遠東に歴代董事長を派遣するなど密接な関係にあった。しかし、崔氏の董事長就任後は、中華航空の出資比率は5%前後まで低下していた。董事長交代を期に両社の関係が再び深まる可能性がある。
楽新董事長は「7月に65歳で定年を迎える。(華信航空の董事長として)留任も可能だが、(親会社の)中華航空の慣例を破りたくないので、定年退職する意向を友人に伝えたところ、遠東航空に移ることを勧められた」と述べた。ただ、役員改選で楽氏を支持した大株主は明らかにしなかった。
一方、崔氏は自身が出資する電子メーカー、致伸科技(プリマックス・エレクトロニクス)の董事長に就任するとの観測が出ている。
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