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和泰汽車が最大7%値上げ、今年2度目【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2022年9月22日_記事番号:T00104896

和泰汽車が最大7%値上げ、今年2度目【図表】(トップニュース)/台湾

 トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は21日、輸入スポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」のハイブリッド(HEV)モデルなど5車種を即日2〜7%値上げすると発表した。1月に続く、今年2度目の値上げだ。業界関係者は、通常は年度モデルや新モデル発表時に値上げするため、9月の値上げは異例だと指摘した。業界では、同業他社の追随値上げが予想されている。22日付工商時報などが報じた。

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 値上げ幅は、輸入車の▽「RAV4」ハイブリッドモデル、▽ミニバン「シエナ」ハイブリッドモデル──が値上げ幅2〜4%。スポーツカーの「GRヤリス」が値上げ幅6%、「GR86」が7%で11万2000台湾元(約51万円)で最大。台湾生産の小型商用車「タウンエース」は、値上げ幅2〜4%、わずか1万元ながら、初めての値上げだ。

 和泰汽車は、原材料コスト上昇や、新型コロナウイルス感染拡大が招いた部品不足で、日本本社がコストを吸収しきれなくなったと説明した。和泰汽車の主管は、自動車に使う鋼材価格が1トン当たり4万円引き上げられ、車載用半導体は11%値上がりしたと指摘した。

 業界関係者は、値上げ幅が最大7%と、例年の2〜3%よりも大きく、コスト圧力の高まりがうかがえると指摘した。

 和泰汽車は今年1月、全車種を2〜3%値上げした。最近も、人気車種の台湾生産SUV「カローラクロス」や台湾生産セダン「カローラアルティス」一部モデルで、装備追加を理由に、9000〜1万4000元値上げしていた。

裕隆日産、値上げ検討か

 中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)と福特六和汽車(フォード六和モーター)は21日、現時点で値上げの計画はないと説明した。

 裕隆日産汽車は以前、生産や輸送コスト増加を受け、日産ブランドの台湾生産車と輸入車、高級輸入車「インフィニティ」の販売価格について、日本本社と協議していると説明していた。

 

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