ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

アップル供給網上位リスト、台湾は43社に減少【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 電子 作成日:2022年10月4日_記事番号:T00105103

アップル供給網上位リスト、台湾は43社に減少【図表】(トップニュース)/台湾

 アップルが発表した2021会計年度(20年10月〜21年9月)のサプライヤー(供給網)上位190社のリストで、台湾企業は新たに3社追加、5社削除され、43社となった。中国の50社余りに続く、国・地域別2位だった。ノートパソコン、MacBook(マックブック)向けに放熱モジュールを長年供給している双鴻科技(オーラス・テクノロジー)などはリストから外れたものの、サプライヤーであることに変わりないと強調した。4日付経済日報などが報じた。

/date/2022/10/04/00apple_2.jpg

 アップルのサプライヤーリストは20会計年度から、部材などの直接の調達先の98%を掲載している。

 業界関係者は、リストから外れてもサプライヤーでなくなったとは限らず、間接的に出荷していたり、供給が少ない可能性もあると指摘した。

非上場の台耀科技も

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)や、組み立ての鴻海精密工業、スマートフォン用カメラレンズ世界最大手、大立光電(ラーガン・プレシジョン)などの常連メンバーのほか、新たにリスト入りした3社は▽キーボード用メンブレンタッチスイッチ(MTS)を手掛ける科嘉(英領ケイマン諸島登記)、▽表面実装技術(SMT)の台湾表面粘着科技(TSMT)、▽金属粉末射出成形(MIM)の台耀科技(台湾パウダーテクノロジーズ)──。台耀科技は上場しておらず、非上場の台湾企業のリスト入りは珍しい。

 リストから外れた5社は、オーラスのほか、▽バックライトモジュール(BLM)の瑞儀光電(ラディアント・オプトエレクトロニクス)、▽コネクターの良維科技(ロングウェル)、▽コンピューター周辺機器の致伸科技(プリマックス・エレクトロニクス)、▽音響デバイスの開曼康而富控股(コンクラフト・ホールディング、英領ケイマン諸島登記)──。

 オーラス、ラディアント、ロングウェル、プリマックスは、依然としてサプライヤーであり、出荷は正常と説明した。コンクラフトは、特定の顧客についてコメントしない。

 オーラスは、アップル、サムスン電子、デルなどが顧客で、ノートPC向けの売上高構成比は40%。オーラスは、米国の顧客の新製品発表で、第4四半期の売上高は前期比20%増加すると予測した。

中国ウィングテックなど7社増

 中国企業は、携帯電話ODM(相手先ブランドによる設計・生産)最大手、聞泰科技(ウィングテック・テクノロジー)など7社が新たにリスト入りした。昨年10月、ウィングテックはMacBook Air(マックブックエア)新モデルの組み立てを独占受注したと報じられていた。

 

【セミナー情報です】

在台日系企業の経営課題を調査し、台湾の著名企業の課題解決事例をご紹介するセミナーを、10月20日に開催します。経営課題アンケートへのご協力で、優待価格で参加いただけます。

検索は「経営課題、著名台湾経営者に学ぶ」。

【セミナー情報の詳細はこちら】

https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/104999.html