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テレビ用パネル価格下げ止まり、1年ぶり【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 電子 作成日:2022年10月6日_記事番号:T00105158

テレビ用パネル価格下げ止まり、1年ぶり【図表】(トップニュース)/台湾

 市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)が5日発表したテレビ用液晶パネルの10月上旬オファー価格は、32〜65インチのいずれも、9月下旬と同じだった。パネルメーカーの減産が奏功し、5四半期連続の価格下落が止まった。欧米の年末商戦や中華圏の春節(旧正月、2023年は1月22日)向けの需要で、パネル価格は上昇に転じる可能性がある。6日付自由時報などが報じた。

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 サイズ別の10月上旬のオファー価格は、▽32インチ、26米ドル、▽43インチ、47米ドル、▽55インチ、80米ドル、▽65インチ、106米ドル──で横ばいだった。

 トレンドフォースは、32インチのパネル需要が力強く、10月に価格が1米ドル上昇すると予測した。他のサイズについても、パネルメーカーはオファー価格を3〜5米ドル引き上げており、中国の国慶節(建国記念日、10月1日)連休のテレビの売れ行き次第で、実際に値上げするか決定すると指摘した。

IT製品向け価格、下落幅縮小

 モニター用パネルの10月上旬のオファー価格は、21.5インチは41.3米ドルで、9月下旬と比べ横ばいだった。▽23.8インチ、49.3米ドル、▽27インチ、63.4米ドル──は、いずれも0.3米ドル下落した。

 ノートパソコン用パネルは、11.6インチは24.8米ドルで横ばいだった。▽14.0インチ、26.5米ドル(0.1米ドル下落)、▽15.6インチ、41.4米ドル(0.3米ドル下落)、▽17.3インチ、38.4米ドル(0.1米ドル下落)──はいずれも下落した。

 トレンドフォースは、モニターやノートPCなど情報技術(IT)製品用パネルの需要はやや弱いものの、パネルメーカーの減産効果で、値下げ交渉の余地は縮小したと指摘した。

 10月の21.5インチ以下のTNパネル価格は横ばい、主流の23.8インチと27インチパネル価格は、1.5米ドル以内の下落幅に縮小すると予測した。

 ノートPC用の14インチと15.6インチのハイビジョン(HD)TNパネルは0.2〜0.3米ドルの下落幅に縮小し、14インチと15.6インチのフルハイビジョン(FHD)IPSパネルは1〜1.2米ドル下落すると予測した。

 

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