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群創光電、協調融資で300億元以上を調達


ニュース 電子 作成日:2008年9月26日_記事番号:T00010530

群創光電、協調融資で300億元以上を調達

 
 鴻海集団傘下の液晶パネルメーカー、群創光電(イノルックス・ディスプレイ)は25日、兆豊銀行など20行から成る銀行団と240億台湾元(約794億円)および2億米ドルのシンジケートローン契約を締結した。融資期間は7年。調達した資金は主に来年5月に量産開始を予定している第6世代工場の設備購入および新工場設置による生産能力拡充に充てる。26日付工商時報が報じた。

 第2四半期末までのキャッシュ・フローに現金預金を加えた群創の現金は500億元以上に達している。これに協調融資契約により300億元以上が加わることになり、同社は今回の不景気を乗り越えるために十分な資金を手にしたと言える。

 ただ同日付経済日報は、群創は景気低迷の影響から今年の液晶モニターの目標出荷台数を、当初の3,500万台から3,300万台に引き下げ、来年の資本支出を320億元から250億元に、第6世代工場の生産能力もガラス基板投入ベースで9万枚規模から6万枚規模に縮小すると伝えた。