ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

サムスン23年テレビ用パネル、AUOとイノラックスに発注拡大か【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 電子 作成日:2022年10月26日_記事番号:T00105487

サムスン23年テレビ用パネル、AUOとイノラックスに発注拡大か【図表】(トップニュース)/台湾

 市場の観測によると、サムスン電子のビジュアルディスプレイ(VD)事業部の購買担当の幹部が来週訪台し、液晶パネル大手、友達光電(AUO)や群創光電(イノラックス)と、2023年の調達契約について商談するようだ。テレビ世界首位のサムスンは、23年のテレビ出荷目標を4000万台以上に引き上げ、イノラックスへのパネル発注量を500万枚、AUOは400万枚と、それぞれ前年比100万枚増やすとみられている。韓国メディア、The Elecなどを基に、26日付経済日報などが報じた。

/date/2022/10/26/01samsung_2.jpg

 サムスンの23年のテレビ出荷目標4000万台のうち、液晶テレビが3900万台、量子ドット(QD)技術搭載の有機EL(QD-OLED)テレビが150万台とされる。今年のテレビ出荷台数は前年比8%減の3800万台と予測されている。

 サムスンは今年6月でテレビ用液晶パネル生産から撤退したとされる。23年のパネル調達先は、AUOやイノラックスのほか、パネル世界2位、TCL華星光電技術(CSOT)に1000万枚以上など、中国メーカーが含まれるようだ。

中国以外の発注でリスク分散

 AUOの柯富仁・総経理は13日、顧客の在庫調整が進み、一部の顧客は調達が正常化したと指摘した。

 サムスンのVD事業部の購買担当の幹部は来週、AUOやイノラックスを訪問する際、パネル調達について協議するほか、急な大幅値上げをしないよう要望するとみられている。

 市場調査会社、オムディアの謝勤益(デビッド・シェイ)ディスプレイ部門研究総監は25日、サムスンはリスク分散のため、中国パネルメーカーだけでなく、AUOとイノラックス、シャープ傘下の堺ディスプレイプロダクト(SDP)、韓国のLGディスプレイからもパネルを調達すると分析した。パネル市場は中国メーカーがシェア60%以上を占めており、仮に中国以外のパネルメーカーが撤退してしまえば、中国メーカーが勢力を握り、テレビブランドは価格交渉力を失うと指摘した。

 

【セミナー情報です】

組織を活用し、業績を上げる事を深く考え実践できる。そんな日本人管理者の育成に最適です。幹部としての自覚を持ち、組織力発揮の立役者に!在台日系企業の日本人向け管理者研修。12月16日開講。

検索は「管理者研修、12月16日」。

【セミナー情報の詳細はこちら】

https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/98134.html