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作成日：2007年6月14日_記事番号：T00001056
太陽電池の益通、米アデマを買収
台湾太陽電池業界２位の益通光能は13日、米国の太陽エネルギーシリコンウエハーメーカー、アデマ・テクノロジーズ（カリフォルニア州）の全株式を1,537億米ドルで取得すると発表した。第３四半期までに完了する。
益通光能は、太陽電池の原料となるポリシリコンの業者を傘下に収めたことで、生産過程の垂直統合が実現した。アデマは生産過程の欧州の原材料メーカーとの関係が良好で、生産コストが低いことが強みといい、粗利益率は60％に達する。益通の太陽電池生産は来年140メガワットに倍増し、粗利益率も改善が見込まれる。
一方、業界１位の茂迪も同日、欧州のスイス・ウエハー社と総額37億台湾元、期間４年の原料調達契約を結んだと発表した。10月から供給を開始する。
太陽電池業界では世界的に原料のシリコン供給が不足しており、メーカー間で獲得競争が激化している。 14日付経済日報が伝えた。
