ニュース 自動車・二輪車 作成日:2022年11月8日_記事番号:T00105722
トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は、高級車レクサスの2022年新車販売目標を2万台へと、従来の2万2000台から引き下げた。下方修正は2度目。レクサスの購入申し込みは好調だが、半導体不足でトヨタの生産が回復せず、10月、11月と2カ月連続で台湾の注文が削減されたためだ。ディーラーは、レクサスの台湾の在庫は約50台しかなく、供給不足が緩和するのは23年下半期、納車遅れがなくなるのは24年以降と予測した。8日付工商時報などが報じた。
レクサスRXの最高級モデル「500h」は、23年の割り当て台数約100台の予約が早くも埋まった(和泰汽車リリースより)
和泰汽車は以前、半導体不足が続く中、上半期に中国・上海市の新型コロナウイルス感染拡大を受けた事実上のロックダウン(都市封鎖)で部品供給が停滞し、レクサスの販売目標を年初の2万5000台から2万2000台に引き下げていた。レクサスの第1~3四半期(1~9月)新車登録台数は1万5000台足らずで、前年同期比17.4%減だった。
レクサスは購入申し込みが多く、納車待ちが9000台以上に上る。人気車種のスポーツ用多目的車(SUV)「レクサスRX」新モデルの予約受け付けを7日、開始したことで、納車待ちはさらに増え、11月下旬には1万台を超えると予想されている。
RX新モデルは、23年の春節(旧正月、23年は1月22日)までの台湾の割り当て台数1000台に対し、予約受け付け開始前から1000台以上の購入希望があった。予約販売価格は248万台湾元(約1100万円)からで、11月下旬に発売する予定だ。
和泰汽車は、日本の工場でRX新モデルの生産が始まるのは11月中旬で、台湾の初回の納車は12月以降になると説明した。
日産・ベンツも輸入車不足
日産自動車の高級車ブランド、インフィニティを販売する裕隆日産汽車は、半導体不足で日産が生産台数を減らし、輸入車の供給不足が続いており、緩和するのは23年下半期との見方を示した。
台湾賓士(メルセデス・ベンツ台湾)は、新車の供給不足は、23年下半期以降に改善すると予測した。
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