ニュース 商業・サービス 作成日:2022年11月11日_記事番号:T00105802
百貨店大手、遠東そごうは10日、台北忠孝館、台北復興館、台北敦北館の3店舗で周年慶(創業祭)セールを開始した。初日は好天に恵まれ、10万人が押し寄せ、売上高は13億台湾元(約60億円)に上った。政府が発行した1人当たり5000元の振興券「五倍券」利用期間だった前年のセール初日を18%上回った。21日までのセール期間の売上高目標118億元(前年同期比1%増)は達成が確実視されている。11日付工商時報などが報じた。
台北忠孝館はリニューアルで、外観も一新した(遠東そごうフェイスブックより)
10日午前11時の開店前に、台北忠孝館には1000人以上の行列ができた。
黄晴雯・董事長は、初日は高級ブランド品の売れ行きが前年比4割増えたと語った。新型コロナウイルス水際対策が大幅に緩和されたものの、海外で購入するより、域内で購入した方がお買い得と指摘した。
また黄・董事長は、化粧品や機能性衣料のほか、3年ぶりにスーツケースがよく売れると見込んでいる。
台北3店舗の周年慶セールは21日まで。百貨店の売り場は最大20%引き、スーパーマーケットは10%引きだ。
スーパー、初日3千万元
開業35年以来の大改装を終えた台北忠孝館では、地下2階の高級スーパーマーケット「生鮮超市(フレッシュ・マート)」の初日売上高が3000万元に上った。頼必昌・店長は、日本の洗濯洗剤やシャインマスカットなど人気商品を取り揃え、セール期間の売上高は2億元、今年は7億5000万元が目標で、1坪当たり売上高はスーパー業界の最高だと語った。
呉素吟・副総経理は、今年は港湾の混雑が解消し、商品が揃っており、仕入れは前年と比べ4割多いと説明した。
黄・董事長は、インフレに対抗するため春節(旧正月、2023年は1月22日)シーズンまで、価格を据え置くと表明した。
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