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台塑石化、グループ企業向け契約価格引き下げ


ニュース 石油・化学 作成日:2008年10月1日_記事番号:T00010604

台塑石化、グループ企業向け契約価格引き下げ

 
 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)はこのほど、販売不振で苦境に立つグループ企業を支援するため、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)に対するエチレン、プロピレンなど石油化学原料の契約価格を引き下げた。1日付経済日報が伝えた。

 新価格はエチレンが1トン1,400米ドル、プロピレンが同1,150米ドル。台湾中油に比べ1トン当たり100ドル以上安値に設定することで、グループ企業の安定経営を確保するのが狙いだ。

 関係者は「今回の措置は台塑石化のプラントの正常運営にも配慮したものだ。グループ企業の製品が売れ残れば、台塑石化が生産する石油化学原料も消化されない」と説明した。今回の措置をいつまで継続するかは、グループ企業の経営状況や景気動向をみて判断する。

 一方、経済部は台湾中油の取引顧客からの働き掛けを受け、同社に対しても川下業者に対する契約価格の引き下げに応じるよう要求した。