ニュース 自動車・二輪車 作成日:2022年12月2日_記事番号:T00106235
11月の新車登録台数は3万9670台で、前月比8.3%増加、前年同月比1.1%減少した。春節(旧正月、2023年は1月22日)前に車を買い換える習慣がある上、トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車などが来年からの値上げを予告しており、駆け込み需要が生じた。輸入車が大量に到着したことも要因だ。業界では、12月の新車登録台数は4万2000台に増え、通年では43万台と予測した。2日付工商時報などが報じた。
和泰汽車の11月の新車登録台数は1万2993台(レクサス含む)で、前年同月比5.3%減少した。市場シェアは32.8%で首位だった。車種別で、首位は台湾生産スポーツ用多目的車(SUV)「カローラクロス」の3930台で、2位は輸入SUVの「RAV4」の1453台だった。
2位は中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)の3970台で、前年同月比4.8%減少した。シェアは10.0%だった。
3位は台湾賓士(メルセデス・ベンツ台湾)の2436台で、前年同月比38.4%増加した。シェアは6.1%だった。
4位は裕隆日産汽車の2352台で、前年同月比12.3%減少した。シェアは5.9%だった。
輸入車シェア44%
輸入車の新車登録台数は1万7590台で、前月比7.2%増加、前年同月比8.5%増加した。シェアは44.3%と、前月比0.5ポイント低下した。
ブランド別首位はトヨタで、前年同月比29.0%減少の2761台だった。2位以下は、▽メルセデス・ベンツ、2436台(38.4%増加)、▽レクサス、1775台(44.1%増加)、▽フォルクスワーゲン、1508台(53.9%増加)、▽マツダ、1369台(39.4%増加)──と、大幅に成長した。
台湾賓士(メルセデス・ベンツ台湾)は、手元の受注は満杯だが、輸入車の供給不足はまだ解消していないと説明。新車が台湾に到着しなければ、新車登録台数に反映しないと指摘した。
部品不足、来年上半期まで
1〜11月の新車登録台数は38万7877台で、前年同期比5.3%減少した。
和泰汽車は、車載用半導体など部品不足は来年上半期(1〜6月)まで続くと予想した。
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