ニュース 商業・サービス 作成日:2022年12月5日_記事番号:T00106262
交通部観光局の統計によると、10月の出境者数は延べ17万2319人で、2020年3月以来、最高だった。うち訪日旅行者は約3万6880人で前月の4倍だった。一方、10月の入境者数は延べ9万3206人で出境者数の約半分、うち日本人は9625人と訪日台湾人の3分の1以下だった。旅行業界関係者は、円安のほか、政府のプロモーションが出遅れたせいで、外国人観光客の受け入れが遅れており、出入境者数が新型コロナウイルス流行前の半分以上に戻るのは2023年3月以降と予測した。4日付聯合報が報じた。
観光局東京事務所は3日、西武鉄道とのイベントで、台湾観光をアピールした(3日=中央社)
観光局の統計によると、新型コロナウイルス水際対策を大幅に緩和した10月13日以降、11月23日までの入境者は延べ54万人で、1日平均1万3500人だった。帰台者、ビジネス客や外国人労働者などを除いた観光客は1日当たり1万人足らずだった。
10月13日~11月23日の入境者は、米国とカナダが2万8000人で最も多く、▽ベトナム、2万5000人、▽日本、2万4000人、▽タイ、1万7000人、▽シンガポール、1万7000人──と続いた。11月26日投開票の統一地方選挙のため帰台した華僑や台商(海外で事業展開する台湾人実業家)も多かった。
台湾観光に新味打ち出せず
10月の入境者数は9万3206人だった。日本人は9625人で、多くがビジネス客や個人旅行で、団体ツアーは1000~2000人にとどまった。
旅行業界関係者は、団体ツアーが伸びない理由について、円安で日本人の海外旅行意欲が削がれているほか、台湾の観光スポットが▽故宮博物院(台北市士林区)、▽九份(新北市瑞芳区)──など、コロナ前と大差なく、新しみに欠けると指摘した。このままでは、外国人観光客を周辺諸国に奪われてしまうと、警告した。
かつて日本の中学校、高校の修学旅行はお得意様だった。ただ、台湾の旅行会社は早めに見積もりしていたため、円安進行で、修学旅行を受け入れれば赤字になることから、催行の取りやめを願っているようだ。
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