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貸金戻らず質草売れず、質屋の閉店相次ぐ


ニュース 金融 作成日:2008年10月2日_記事番号:T00010627

貸金戻らず質草売れず、質屋の閉店相次ぐ

 
 2日付工商時報によると、一般市民の一時的な借入に利用される質屋の閉店が相次いでいるという。株価が下がり続けて利用者が借りた金を返済できず、消費が冷え込んで質流れ品も処分できないためとみられている。また、ネットオークションが盛んになったことも、質屋の利用が減った大きな原因だという。

 台北市では今年に入って30店近くが廃業に追い込まれているという。質屋の同業者組合、台北市当舗商業同業公会では、今年は質屋にとって冬の時代だと指摘している。

 また、個人によるインターネットでのオークションが盛んになり、市民が手軽に現金を調達できる手段として人気を呼んでいることも、質屋の運営にとって脅威になっている。現在、質屋を利用するのはまだネットオークションに馴染みのない層とみられる。

 一方で業界でも、質流れ品のオークション販売サイトを設けるなど、時代の流れに対応する動きが起きている。質流れ品は普通の中古品よりも入札の最低価格が低く、単価の高い自動車や貴金属などが人気を呼んでいるという。