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鴻海11月29%減収、中国工場デモで打撃【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 電子 作成日:2022年12月6日_記事番号:T00106292

鴻海11月29%減収、中国工場デモで打撃【図表】(トップニュース)/台湾

 電子機器製造受託サービス(EMS)最大手の鴻海精密工業が5日発表した11月の連結売上高は5510億9200万台湾元(約2兆5000億円)で、前月比29.04%減少、前年同月比11.36%減少した。アップルのスマートフォン、iPhone14プロシリーズの主要生産拠点、中国河南省の鄭州工場が、新型コロナウイルス感染拡大や従業員の抗議デモ発生で、離職者が相次ぎ、稼働率が20%まで低下したとみられるためだ。消息筋によると、鄭州工場は人員の補充が順調なら、12月末~来年1月初旬にも全面再開できる見通しだ。6日付経済日報などが報じた。

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 鴻海は、11月は新型コロナの影響が最も大きかったが、既に従業員の募集を開始しており、生産能力は徐々に正常化していると説明した。

 20万人が働く鄭州工場では、2万人以上が離職したとされる。鴻海は、労働力を確保するため、新規募集や離職した従業員の職場復帰に対し、高額の報奨金を提示しているようだ。

iPhone14プロ、37日待ち

 例年11月はアップルのスマートフォン、iPhone新機種の出荷のピークだ。

 市場関係者は、鄭州工場の稼働率低下で、iPhone14プロシリーズの11月の出荷量は30%以上減少し、年内の生産量は600万台減少すると予測した。

 市場調査会社、カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチによると、iPhone14プロの入荷待ちは37日に延び、過去数世代のiPhone新機種より長くなっている。

 鴻海の1~11月連結売上高は、5兆9926億200万元で、前年同期比13.56%増加し、同期として過去最高だった。

 

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