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台湾人寿、亜洲信託本店買収に関心か


ニュース 金融 作成日:2008年10月2日_記事番号:T00010630

台湾人寿、亜洲信託本店買収に関心か

 
 生保大手の台湾人寿は1日、台北市中山区内のビルの土地、建物の購入を目指すことを取締役会で決議したと発表した。具体的な物件名は示されていないが、7日に売却入札が行われる亜洲信託投資本店ビル(松江路と南京東路の交差点に位置)の取得に向けた動きとみられる。2日付工商時報が伝えた。

 公的管理下に置かれている亜洲信託の資産売却は、優良資産、不良資産にそれぞれ不動産を組み合わせた形で行われ、これまでに英スタンダード・チャータード銀行、上海商業儲蓄銀行など8陣営前後の応札が見込まれている。台湾人寿はグループ企業の龍邦建設と組んで応札する可能性がある。

 仮に取得を目指す物件が亜洲信託本店ビルではない場合、同区内の新光銀行民生ビル、台新金控の建国北路・南京東路交差点にあるオフィス物件なども候補物件として考えられる。

 台湾人寿の運用資金は6月末現在で1,985億台湾元(約6,524億円)で、不動産投資は全体の5.86%を占める116億3,300万元。