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台塑石化の第3オレフィン工場、定期保守を延長か


ニュース 石油・化学 作成日:2008年10月2日_記事番号:T00010634

台塑石化の第3オレフィン工場、定期保守を延長か

 
 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は、エチレンやプロピレンの在庫調整のため、定期点検中の第3オレフィンプラントの操業再開時期を、当初予定の10月15日から10月末に延期する方向で検討しているもようだ。2日付蘋果日報が伝えた。

 台塑集団の担当幹部は、「操業再開を延期するという話は聞いていない」としているが、業界内では延期説が広まっている。「第3オレフィンプラントが予定通りに操業を再開すると、エチレンの1日当たりの供給量が60%増えるため、在庫の積み増しがさらに深刻になる」と市場関係者は懸念している。第3オレフィンプラントの年産能力は120万トンだ。

 石油化学業界では台湾中油が、定期点検中の第5ナフサ分解プラントの操業再開を、従来の9月26日から10月9日に延期するとともに、第4ナフサの定期点検入りを10月10日に前倒しし、操業中止期間を60日間に延長することを決めている。これにより、第4四半期のエチレン供給量は20万トンの減少が見込まれる。