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DRAM減産効果、早くて10月末=集邦科技


ニュース 電子 作成日:2008年10月2日_記事番号:T00010643

DRAM減産効果、早くて10月末=集邦科技

 
 DRAMの供給過剰による価格下落に直面し、9月以降減産を実施するメーカーが相次いで世界のDRAM生産量が5~10%減少したとされるが、現在短期スポット価格、契約価格ともに上昇する気配がない。半導体チップのオンライン取引を仲介する集邦科技(DRAMエクスチェンジ)は、「減産効果が表れるのは早くて10月末から11月初め」という見通しを示した。2日付中国時報などが報じた。

 力晶半導体(PSC)は、DRAM価格が低迷する中、減産を決定したため、9月の売上高は40億台湾元(約132億円)と、8月の50億元から2割落ち込むと予測されている。、南亜科技など他の域内主要4社でも同月売上高はおしなべて前月比10%以上のマイナスとなるとみられる。また、主要4社は第3四半期、売上高が月ごとに減少しており、損失は少なくとも前期比20%以上拡大すると市場で予測されている。

 集邦科技によると、現在パソコンのブランドメーカーは依然在庫水位が高く、もともと低かった調達意欲がさらに低下している。DRAMメーカーにとって今年最後の望みであるクリスマスシーズンも、世界的な景気低迷に伴って一部PCブランドでは悲観的な見方を示しており、10~11月のメモリー調達量への影響に懸念材料が増えている。