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力晶、製品戦略を見直しか


ニュース 電子 作成日:2008年10月2日_記事番号:T00010644

力晶、製品戦略を見直しか

 
 サムスン電子やマイクロン・テクノロジーなど大手メーカーのDRAM純正品価格が下落してETT DRAM価格に迫っていることを受けて、ETTを中心に据えてきた力晶半導体(PSC)に、「パソコン(PC)OEM(相手先ブランドによる生産)メーカーに対して、自社ブランド製品の契約価格による供給を強化する」「DRAMモジュールの生産に進出する」などの観測が出ている。2日付電子時報が報じた。

 譚仲民同社スポークスパーソンはこれに対し、「当社は(スポット市場の)ETTを中心にしてきたことは確かだが、顧客に契約価格での供給も行っており、今後もこうした提携は続けていく」と述べ、「契約価格での供給強化」については肯定も否定もしなかった。しかし、DRAMモジュール分野への進出という観測については、「パッケージング(封止)とテスティング(検査)の設備が必要で、自社で生産する必要はない」と明確に否定した。

 なお電子時報は、「力晶が自社ブランド製品に進出しようというのであれば、まず知的財産権問題を解決する必要がある」というメモリ業者の指摘を紹介している。