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彩晶の高雄LCM工場、南京に移転


ニュース 電子 作成日:2008年10月2日_記事番号:T00010647

彩晶の高雄LCM工場、南京に移転

 
 パネル大手、瀚宇彩晶(ハンスター)の周定輝総経理は1日、高雄加工輸出区にある液晶パネルの後工程モジュール(LCM)工場を11月1日付で閉鎖し、南京へ移転することを明らかにした。2日付蘋果日報が報じた。

 周同社総経理は移転の理由に、▽生産能力の低さ▽人件費の高さ──を理由に挙げた。高雄工場は、南部科学工業園区(南科)の第5世代ラインのための研究開発(R&D)センターに転換する方針だ。

 現在、高雄工場の月産能力は約10万枚だ。一方、主力の南京工場は、大型パネル100万枚、中型パネル300万枚。武漢工場は大型パネルが中心で、20万~30万枚だ。なお、高雄工場の従業員600~700人は手当を支払った上で解雇する。

 工業技術研究院産業経済趨勢研究センター(IEK)は、多くの人手を必要とするLCM工場が中国に移転するのは自然な流れで、現在台湾に残っているのは新技術や新製品のR&Dが中心だと指摘した。
 
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