ニュース 電子 作成日:2022年12月16日_記事番号:T00106507
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が2ナノメートル以降の先進製造プロセス工場を設置するとみられる新竹科学園区(竹科)龍潭科学園区(桃園市龍潭区)の第3期区画の開発計画について、竹科管理局の王永壮・局長は15日、行政院にパイロットプロジェクトを報告済みで、順調に進めば、2026年半ばに約80ヘクタールの工業用地を企業に提供できると述べた。業界関係者は、TSMCの1ナノ工場が早ければ26年半ばに着工すると読み取れ、27年の試験生産、28年の量産開始が見込めると指摘した。16日付経済日報が報じた。
王・局長(左)は、竹科の42周年イベント後のインタビューで、龍潭科学園区第3期区画の見通しについて語った(竹科管理局リリースより)
TSMCは15日時点でコメントしていない。
劉徳音(マーク・リュウ)董事長は11月末の中華民国三三企業交流会(三三会)の講演会での質疑応答で、1ナノ工場をどこにするか既に考えており、政府は5年後の電力供給が足りるか考えるべきと話していた。
行政院の沈栄津・副院長は11月下旬に、TSMCの桃園1ナノ工場の投資額は1兆台湾元(約4兆4700億円)以上に上る見通しと語っていた。
細分計画は23年8月
王・局長は、龍潭科学園区の第3期区画のパイロットプロジェクトを11月中旬に国家科学・技術委員会(国科会、NSTC)が行政院に提出済みで、行政院の承認を待っていると説明した。承認後、公聴会や地質調査を実施する。
王・局長は、竹科管理局が23年8月に行政院に詳細な計画を提出する予定と話した。行政院が24年に承認すれば、2段階の環境影響評価(環境アセスメント)に2年かかり、その後、都市計画を変更して土地を買い上げるため、工場用地の提供は26年半ばになる見通しと説明した。
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