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中油のエチレン価格、石化公会が引き下げ求める


ニュース 石油・化学 作成日:2008年10月3日_記事番号:T00010672

中油のエチレン価格、石化公会が引き下げ求める

 
 台湾区石油化学工業同業公会(石化公会)の原料部会は2日、台湾中油に対してエチレン価格の値下げなどを求めた4項目の決議を行った。今後経済部に支持を求めていく。3日付経済日報が伝えた。

 これは、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)がこのほど台塑集団(台湾プラスチックグループ)グループ内の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)や南亜塑膠工業(南亜プラスチック)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)向けのエチレンやプロピレンなど石化原料の契約価格を引き下げたため、中油から原料供給を受ける石化メーカーの競争力を確保し、正常な操業を維持することが狙いだ。

 4項目はそれぞれ、▽エチレン、プロピレンなど石化基礎原料の優遇スポット価格を9月分までさかのぼって適用すること▽第4四半期のエチレン(プロピレン)契約価格は、東京市場のナフサの月平均価格プラス350~450米ドルの水準とすること▽需要が冷え込んでいるが、川下業者はできるだけ定量を調達していくこと▽当月のエチレンなどの契約価格を台塑石化より高く設定しないこと──。

 同公会は3日にも、経済部に対し4項目を提出し、経済部から中油に渡すよう求める。