ニュース 自動車・二輪車 作成日:2023年1月4日_記事番号:T00106784
2022年の新車登録台数は42万9731台で、前年比4.5%減少した。トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車の幹部は、新車需要は依然力強いものの、半導体不足で新車の供給不足が解消せず、前年割れとなったと分析した。ディーラーは、新車の購買意欲は衰えていない上、納車待ちが5万〜6万台残っているため、新車の供給が改善すれば、23年の新車販売市場はプラス成長もあり得ると予測した。4日付工商時報などが報じた。
和泰汽車の22年の新車登録台数は、前年比2.7%減の14万2761台(レクサス含む)、市場シェアは33.2%で、21年連続の首位だった。台湾生産のスポーツ用多目的車(SUV)「カローラクロス」は4万台以上で、車種別で2年連続の首位だった。ただ、人気車種の輸入SUV「RAV4」などの供給不足で打撃を受けた。
2位は中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)で、前年比10.7%減少の4万3219台で、シェア10.1%だった。
3位は台湾本田(ホンダ台湾)の2万7373台(前年比4.1%減)、4位は裕隆日産汽車の2万5061台(13.5%減)で、それぞれ前年から順位を1ランク上げた。前年3位だった福特六和汽車(フォード六和モーター)は2万4675台(18.8%減)で5位と、2ランク下げた。
輸入車は18万9141台で、前年比6.0%減少した。シェアは44.0%と0.7ポイント下落した。
テスラ12月販売、3位に浮上
12月の新車販売台数は4万1854台で、前月比5.5%増加、前年同月比3.8%増加した。輸入車の台湾到着が多かったほか、和泰汽車など大手が相次いで、23年から値上げすると予告したことで、春節(旧正月、23年は1月22日)前の新車購入が早まった。
首位の和泰汽車は1万1108台で、前年同月比11.4%減少した。カローラクロスは3039台で車種別の2位、台湾生産セダン「カローラアルティス」は1413台で車種別の4位、RAV4は1162台で車種別の7位だった。レクサス車は1694台で、前年同月の2.4倍だった。
2位は中華汽車で、4267台と前年同月比13.8%減少した。
3位に浮上した電気自動車(EV)大手、台湾特斯拉汽車(テスラ・モーターズ台湾)は4073台で、前年同月の15.3倍に増加した。11〜12月に新車6000台が台湾に到着し、納車が進んだためだ。新モデル「モデルY」の12月新車登録台数は3598台で、車種別の首位となった。
輸入車は2万280台で前月比14.0%増加、前年同月比35.3%増加した。シェアは48.5%で、前月比4.2ポイント上昇した。
1月は3.8万台予測
和泰汽車は、1月の新車登録台数は前年同月比6%減の3万8000台と予測した。春節連休があり営業日が少ない上、新車の供給不足が続いており、同月として過去13年で最低となる見通しだ。
一部の大手ディーラーは、値上げ前の価格で販売し、春節連休前の購買意欲を刺激しているようだ。
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