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パネル価格、10月下旬も下落か


ニュース 電子 作成日:2008年10月3日_記事番号:T00010680

パネル価格、10月下旬も下落か

 
 市場調査会社、ウィッツビューによると、液晶パネル価格は10月下旬から再び下落するもようだ。下落幅はテレビ向けで10~15米ドル、IT(情報技術)製品向けで2米ドルほどが予想されている。3日付工商時報が報じた。

 パネル価格は8月には現金コスト寸前まで下がっていたが、9月になって3カ月にわたる下落がストップ。10月のハイシーズンが一段落すれば、早ければ10月下旬に改めて下落が始まるという。

 ウィッツビュー研究部の張小彪副総経理は、パネルメーカーで減産が続き、サプライチェーンでも在庫が減少しているものの、末端市場の需要は不調、特に全面的に景気が悪化しているため、ハイシーズンが終われば下落の動きが表れると説明している。

 なお、年末の消費を刺激するため、テレビメーカーでは新たな値下げに向けた取り組みを開始しているという。張副総経理は、川下企業では年末商戦の在庫を確保しており、この売れ行きが来年の第1四半期のパネル市場を左右すると指摘している。