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中華映管、400億元の協調融資を延期へ


ニュース 電子 作成日:2008年10月3日_記事番号:T00010682

中華映管、400億元の協調融資を延期へ

 
 中華映管(CPT)は、今年中に確定するとしていた次世代ライン設置計画について、「今年決まる可能性は低い」と表明し、同計画の資金調達のために予定していた400億台湾元(約1,300億円)のシンジケートローン(協調融資)契約締結も、「早くても再来年まで延期になる」という見通しを示した。パネル産業の景気低迷は、減産実施のみだけでなく新規生産ラインの設置計画にも影響を及ぼし始めている。3日付工商時報が報じた。

 林蔚山同社董事長は、次世代ラインの設置に積極的で、これまで何度も「今年中に確定する」と発言しており、合弁で7.5世代または8世代のどちらかを設置する方向で検討を進めていた。

 中華映管のシンジケートローン締結延期が決まれば、今年下半期でパネルメーカーが資金調達計画を延期した初のケースとなる。ただ、中華映管は現在300億元の資金を手元に抱えており、資金繰りに問題はないとみられ、同社は「今年の資本支出159億元に変更はない」としている。