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鴻海22年売上高、台湾企業初の6兆元台【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 電子 作成日:2023年1月6日_記事番号:T00106833

鴻海22年売上高、台湾企業初の6兆元台【図表】(トップニュース)/台湾

 電子機器製造受託サービス(EMS)最大手、鴻海精密工業が5日発表した2022年通年の連結売上高は、前年比10.47%増加し、6兆6219億台湾元(約29兆円)と、台湾企業で初めて6兆元台に乗った。アップルのスマートフォン、iPhone14プロシリーズの主要生産拠点、中国河南省の鄭州工場で22年10月から新型コロナウイルス流行、従業員の抗議デモ発生により、稼働率が大幅に下がったものの、鴻海は5日、22年12月には鄭州工場の生産が正常化しており、23年第1四半期は期待されている通りの業績が見込めると説明した。6日付経済日報などが報じた。

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 22年連結売上高は、▽スマホなど消費者向けスマート製品、▽サーバーなどクラウド・ネットワーク製品、▽コンピューター、▽部品とその他製品──の4大製品いずれも、プラス成長だった。

アップル受注、削減されず

 22年12月の連結売上高は、前月比14.20%増加、前年同月比12.30%減少の6293億元で、同月として21年、20年に続く過去3番目の高水準だった。4大製品別では、▽消費者向けスマート製品、▽部品とその他製品──が前月比2桁成長だった。

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 スマホが含まれる消費者向けスマート製品が2桁成長だったことから、市場では、アップルからの受注は削減されなかったとみられている。

Q1、3割減収か

 22年第4四半期の連結売上高は、前期比12.06%増、前年同期比3.54%増の1兆9570億元で、同期として過去2番目の高水準だった。

 証券業界は、非需要期の23年第1四半期(1~3月)の連結売上高は前期比25~30%減少すると予想している。

 外資系証券会社は、23年第1四半期のiPhone在庫予測を5800万台に、300万台引き上げた。従来予測の7900万台には届かないが、供給不足は緩和するとみている。

 

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