ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

8月の長期失業者数、過去3年で最高


ニュース その他分野 作成日:2008年10月6日_記事番号:T00010691

8月の長期失業者数、過去3年で最高

 
 最近、1年間求職活動を続けながら仕事が見つかっていない「長期失業者人口」が急増している。行政院主計処が4日発表したところによると、長期失業者数は8月の段階で6万3,000人に達し、過去3年間で最高となった。5日付工商時報が報じた。
 
 主計処の統計によると、長期失業者数は2006年8月の5万3,000人から大きく増加しており、その56%が30歳以下の若年層に集中している。また学歴別で見ると30%以上が大卒以上で、ブルーカラーだけでなく高学歴層にも影響が及んでいることが分かる。
 
T000106911

 
 主計処関係者によると、最近では長期失業者数の増加以外に、倒産による失業者数増、従業員の流動率低下と、労働市場に転換期の兆候が表れており、「現在調査中の9月分の長期失業者数が引き続き増加すれば、今回の失業問題が想像していたよりも深刻なものになることがはっきりする」と語った。
 
 工商時報では、今回の長期失業者数急増は、01年のIT(情報技術)バブル崩壊による不景気で倒産やリストラが相次ぎ、長期失業者数も6万人を超えた時に状況が似ていると指摘している。