回転ずしや持ち帰りずしの「争鮮」など低価格のチェーン店を展開する争鮮集団は３日、台北都市交通システム（ＭＲＴ）南勢角線の頂渓駅付近に、同集団５カ所目となる複合商業施設、「頂渓美食館（フードコート）」をオープンした。通年の売上高は同集団全体で、前年比30％以上増の50億台湾元（約164億円）が目標だ。６日付経済日報などが報じた。
頂渓美食館には、同集団傘下ブランドの「争鮮」や200元均一の和定食を提供する「定食８」などのほか、ミスタードーナツなど15店舗が進出し、賃貸料収入も期待できる。頂渓美食館全体の年間売上高は２億4,000万元の見込み。営業時間は午前７時から午後10時までだ。
同集団は、台湾鉄路（台鉄）台北駅の地下街に位置する複合商業施設、「台北新世界購物中心（タイペイ・ニュー・ワールド・ショッピング・センター）」も手掛けている。今後もファミリー層や若年層をターゲットに、ＭＲＴの駅近くに複合商業施設を展開していく考えだ。
