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台北駅K区地下街、ネット通販のETモールが運営権(トップニュース)/台湾


ニュース 商業・サービス 作成日:2023年1月17日_記事番号:T00107030

台北駅K区地下街、ネット通販のETモールが運営権(トップニュース)/台湾

 インターネット通信販売大手、東森購物(ETモール)は16日、台北駅のK区地下街の運営権を落札し、4月1日から運営を引き継ぐと発表した。K区地下街は5000坪で、年間平均延べ4000万人が行き来する。書店・雑貨チェーン大手、誠品生活(エスライト・スペクトラム)が2010年から誠品站前店を営業していた。ETモールは、既存の飲食店は営業を続ける予定で、誠品書店や誠品文具館の営業を続けるか打診すると説明した。17日付経済日報などが報じた。

/date/2023/01/17/00etmall_2.jpgETモールは、K区地下街のスペースで、多くの若者がダンスなどを練習していることから、若者向けのイベントやサービスを計画している(16日=中央社)

 ETモールは、K区地下街の28年まで5年の運営権を落札した。賃料は月408万台湾元(約1700万円)。誠品生活が払っている賃料826万元の半額以下のようだ。

 ETモールは、春節(旧正月、2023年は1月22日)明けに誠品生活を訪問し、誠品書店や誠品文具館の営業を続けるか打診するほか、東森集団(ETグループ)傘下のペット用品店、東森寵物や、高級スパの東森自然美(ナチュラル・ビューティー)を出店する可能性もあると明かした。

誠品、入札参加できず

 誠品生活は、10年にK区地下街の運営権を獲得し、11年に誠品站前店をオープンした。誠品書店や誠品文具館のほか、スターバックスなどの飲食店が入居している。

 新型コロナウイルス流行で、直近3年は地下街の人通りが減り、年間売上高は平均4億元と、コロナ前の約6億元から減少した。誠品生活は、台北市政府に対し、20年から5年間の契約の早期終了を求め、コロナを不可抗力の事由として、23年3月に営業を終了することで、双方が合意していた。

 ただ誠品生活は、K区地下街の競争入札は不合理な制限があり、同社が入札に参加できなかったことから、台北市政府と監査院に陳情したと説明した。

 誠品生活は台北駅構内で、誠品站前店のほか、誠品台北車站捷運店を運営している。

 

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