ニュース 自動車・二輪車 作成日:2023年1月18日_記事番号:T00107055
18日付電子時報によると、鴻海精密工業が受託生産するエヌビディアの自動運転システムモジュールが、鴻海とサウジアラビア合弁の電気自動車(EV)ブランド「Ceer」に採用されるようだ。2025年に量産し、自動運転レベル3(特定条件下の自動化)に対応するとみられる。
劉・董事長(中)は15日、2月に50年目を迎える鴻海は、次の50年を見据え、100年企業を目指すと語った(鴻海リリースより)
鴻海とサウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)のEV合弁会社、Ceerは22年11月、3億5900万サウジアラビアリヤル(約120億円)を投じ、EV工場を建設すると発表した。23年初めに着工、25年に生産を開始する予定だ。セダンとスポーツ用多目的車(SUV)を生産する。
鴻海とエヌビディアは23年1月3日、自動化と自動運転の車両プラットフォームを共同開発すると発表した。鴻海がエヌビディアの自動運転車向けシステム・オン・チップ(SoC)「NVIDIA DRIVE Orin」をベースにした電子制御ユニット(ECU)を製造し、鴻海が製造するEVにECUとセンサーを搭載する。
劉董事長、新顧客を示唆
鴻海は、裕隆集団とのEVのオープンプラットフォーム、MIH聯盟(MIHコンソーシアム)を通じて開発した裕隆の自社ブランド、納智捷汽車(ラクスジェン・モーター)のSUV「ラクスジェンn7」を23年末に生産する予定だ。海外では、米国の▽ローズタウン、▽フィスカー、▽モナーク、▽インディEV──から受注している。
鴻海の劉揚偉・董事長は1月15日に開催したオンライン尾牙(忘年会)で、同社が注力する「3プラス3」(▽EV、▽デジタルヘルス、▽ロボット、▽人工知能(AI)、▽半導体、▽新世代通信──)の新領域で、新たに顧客が増え、今年はさらに忙しくなると語った。
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