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台北市商業エリアで空店舗増、忠孝そごう周辺でも


ニュース 建設 作成日:2008年10月6日_記事番号:T00010706

台北市商業エリアで空店舗増、忠孝そごう周辺でも

 
 景気の冷え込みは、台北市の人気商業エリアのテナント需給にも影響を及ぼしている。これまではほとんど空きを見つけることが不可能だった一等地、台北市忠孝東路のそごう周辺エリアでも現在少なくとも大型テナントに2カ所の空きがあり、このほか敦化南路、民権東路などの人気エリアでも空きが増えている。5日付工商時報が報じた。

 小売業の景気は低迷しているが、現在テナント賃料の相場は過去数年間の賃料高騰により3~5年前より高い水準となっている。多くのチェーン店は3~5年間の賃貸契約を結んでおり、今契約期限が切れた場合、不景気にもかかわらず賃料値上げの可能性に直面する。

 信義房屋忠孝店の黄浩中店長によると、不動産市場の過去数年の活況により、人気商業エリアの多くのテナントで持ち主が入れ替わったという。新しいオーナーはローン返済圧力および投資報酬率を維持したいため、賃料では妥協しない傾向があり、このため移転を決めるチェーン店が増加している。また、同一エリア内で空きテナント数が急増していることで、商業エリアに再編の波がもたらされているようだ。