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作成日:2008年10月7日_記事番号:T00010716
台風休みでベビーブーム?!妊娠検査者が3割増
今年は台風が多く、被害も大きかったが、台風休みも多かった。7月末に襲来した台風8号(アジア名・鳳凰)、9月中旬の台風13号(同・シンラコウ)と同下旬の15号(同・チャンミ)という3つの台風だけで、公共機関と各学校が休みになる「台風休み」が計6日間に上っている。
せっかく仕事や学校が休みになっても、外では暴風雨が荒れ狂い、危険で外出もできない。家の中に閉じ込められ、何もすることのない夫婦やカップルがすること、といえば大体察しがつくというもの。
何博基台北県医師公会理事長によると、台風休みの後、妊娠検査のために産婦人科を訪れる女性が3割も増えるという。行政院衛生署南医院では台風の後、妊娠検査に来る女性が激増し、外来患者の2割を占めているそうだ。
人間の行為と休暇との間には密接な関係があり、例えば毎年、春節やバレンタインデー、クリスマス、夏休み、冬休みといった休暇中は妊娠が多い。台風や停電もこちらで言う「増産」に一役買っている。
台中市の産婦人科医、頼文福医師によると、台風の時はコンドームを使わないカップルも多く、「雨で買いに行けなかった(買いに行くのが面倒だった)」「停電で見つからなかった」などがその理由。「台風の日は刺激的」と告白するカップルもいるとか。台風休みのおかげで図らずも妊娠してしまい、予定を早めてできちゃった婚に持ち込むカップルも多いという。
この3つの台風による退屈の結晶、いや、愛の結晶である「台風ベビー」の出産予定日は、来年4月中旬と、6月初旬・中旬。ちょっとしたベビーブームになりそうだ。