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「09年経済成長率は1%」、ドイツ証券が大幅な下方修正


ニュース その他分野 作成日:2008年10月7日_記事番号:T00010722

「09年経済成長率は1%」、ドイツ証券が大幅な下方修正

 
 ドイツ証券(香港)は6日、台湾の経済成長率を2008年4.3%、09年3.3%から、08年3.4%、09年1%に大幅な引き下げを行い、09年はIT(情報技術)バブル崩壊によりマイナス成長を記録した01年以来最低となるという予測を示した。同社台湾区研究部の王俊朗主管は「米国およびユーロ圏の経済成長が0%以下になるとみられる中、輸出主導型の台湾にとってはダメージが大きい」と指摘した。なお行政院主計処の同予測は5.08%だ。7日付工商時報が報じた。

 王主管は、「域内消費、政府支出、固定資産投資、貿易などほぼすべての項目で予測を下方修正した」と説明し、「今後数カ月で台湾の多くの経済指標が悪化し、世界の機関投資家の台湾株式市場に対する見方は悲観的なものに転じる」という見通しを示した。

 ドイツ証券の予測は、▽米国、0%▽欧州、マイナス0.2%▽日本、0.4%▽中国、8.4%──と他社に比べ全体的に低いものとなっている。しかし、台湾の経済成長率予測については、ゴールドマンサックスが08年4.5%、09年4.8%から、08年4%、09年4.3%に引き下げるなど、外資系証券会社で下方修正が相次いでいる。