ニュース 商業・サービス 作成日:2023年2月4日_記事番号:T00107230
アフターコロナの旅行需要回復を見据え、麗宝集団傘下のホテルチェーン最大手、福容大飯店(フーロン・ホテルズ・アンド・リゾーツ)は、今後6年で100億台湾元(約440億円)以上を投じ、ホテル8軒を開業する計画だ。現在の15軒から23軒に増える。麗宝集団の呉宝田・董事長は3日、台湾一周旅行ができると語った。4日付工商時報などが報じた。
呉・董事長(右)は同日、頼清徳・副総統(左)から台湾観光特別貢献賞を授与された(観光局リリースより)
呉・董事長は、第2四半期(4~6月)に高雄市前金区と南投県水里郷、下半期(7~12月)に嘉義で開業し、来年から5年で▽台北市の台北都市交通システム(MRT)円山駅そば、▽南投県埔里鎮、▽屏東県東港鎮、▽台東県成功鎮の三仙台、▽澎湖県馬公市──で開業すると語った。
福容大飯店は、2002年に桃園市中壢区で初めて開業した。現在は▽台北市、1軒、▽新北市、3軒、▽桃園市、4軒、▽台中市、1軒、▽高雄市、1軒、▽屏東県、2軒、▽花蓮県、1軒──の13軒のほか、▽麗宝集団の台中市后里区のリゾート施設、麗宝楽園渡仮区(リーバオ・リゾート)にあるカーレースがテーマの麗宝賽車主題旅店(T11 T12ホテル)、▽屏東県のリゾート地、墾丁の美棧墾丁大街(A.maz. inn墾丁大街)──の計15軒。これまでの投資額は300億元以上。
呉・董事長は、リーバオ・リゾートは100億元以上を投じた台湾最大規模のリゾート施設で、年間延べ1000万人以上が訪れると語った。春節(旧正月)連休(20~29日)には、40万人以上が訪れた。
中国人客、100万人目標
呉・董事長は3日、交通部観光局主催の23年観光節慶祝大会で、台湾観光特別貢献賞を授与された。
呉・董事長は、蔡英文政権が目指す「観光立国」に向け、交通部観光局を「観光署」に格上げする議案を早く成立させるよう立法院に呼び掛けた。
交通部観光局は、今年の海外からの訪台旅行者は延べ600万人と予測し、うち100万人は中国人と見込んでいる。新型コロナウイルス流行前の19年は1186万4105人だった。
台湾政府は現在も中国人観光客の入境を受け入れておらず、中台間の直航便は中国4都市のみに制限している。
中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)が他16都市の直航便を再開するよう提案したことに対し、王国材・交通部長は同日、衛生福利部と大陸委員会(陸委会)が検討中で、自然に開放に向かうと述べ、明言を避けた。
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