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9月のCPI上昇率3.09%、過去8カ月で最低


ニュース その他分野 作成日:2008年10月7日_記事番号:T00010724

9月のCPI上昇率3.09%、過去8カ月で最低

 
 9月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、原油や穀物などの大幅下落を受けて、過去8カ月で最低の年3.09%上昇となり、インフレ圧力が大きく緩和していることが分かった。7日付工商時報が報じた。
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 行政院主計処によると、9月のCPI上昇率は前月比マイナス0.6ポイントで、過去3カ月の平均年上昇率5.2%と比較しても明らかに低い水準に落ち着いた。食品類(5.6%)と交通類(3.4%)が比較的高い上昇率を見せたが、両者は8月、食物類で10.2%、交通類で5.4%の年上昇率だったため、9月の大幅な低下は全体の物価上昇率低下の主因となった。

 主計処によると、9月は台風が相次いだものの、13、14号による農業地区への影響は軽微なものにとどまった。しかし、月末に来襲した15号の影響は10月まで待たなければ分からないとしている。

 呉昭明主計処第3局科長は、「米調査会社グローバルインサイトによる世界の物価のピークは今年7月になると予測しているが、域内でも同様に8月以降は月ごとに上昇率は緩やかになっている」と語った。