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作成日:2008年10月7日_記事番号:T00010732
合晶と緑能、9月売上高過去最高に
太陽電池用シリコンウエハーメーカーの合晶科技(ウエハーワークス)と緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)は、9月の売上高がそれぞれ過去最高となった。7日付蘋果日報が報じた。
合晶の9月売上高は5億4,200万台湾元(約17億円)で、前月比2.46%増、前年同月比19.03%増だった。第3四半期の売上高も過去最高の15億9,100万元となった。1~9月の累計では前年同期比17.31%増の45億5,900万元。
同社は台湾では半導体用シリコンウエハーが主要な収入源となっている。第3四半期は半導体用シリコンウエハーのオファー価格回復、太陽電池用シリコンウエハーの単価上昇、および台湾元の下落によって粗利益率が2割以上の水準に回復したと見込まれる。
同社は第4四半期以降も、粗利益率は引き続き2割を維持するとみている。これは太陽電池用シリコンウエハーの平均販売価格(ASP)が第3四半期の水準を維持すること、および生産能力が拡大し、半導体用シリコンウエハー価格も来年第1四半期まで安定すると予想されるためだ。
緑能の9月売上高は8億3,500万元で前期比1.44%増、前年同期比47.55%増。第3四半期は前期比9.64%増の24億6,900万元だった。1~9月累計は前年同期比105.65%増の67億2,600万元だった。同社は現在薄膜太陽電池工場の生産設備のテストを行っており、年末から量産開始、来年第1四半期に3メガワット(MW)の生産能力に達する予定だ。