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光洋科技、薄膜太陽電池に参入


ニュース その他製造 作成日:2008年10月7日_記事番号:T00010733

光洋科技、薄膜太陽電池に参入

 
 光ディスクなどの薄膜形成用スパッタリングターゲット材料で域内最大手の光洋応用材料科技(ソーラー・アプライド・マテリアルズ・テクノロジー)が、薄膜太陽電池事業に参入する。7日付工商時報が伝えた。

 光洋科技は既に台南県柳営科技園区に15.3ヘクタールの「光洋科技園区」を設立し、非シリコン系のCIGS(銅・インジウム・ガリウム・セレン)系薄膜太陽電池の材料生産ラインを設置した。生産能力は30メガワット(MW)で、来年第2四半期に量産を始め、昇陽光電科技(ソーラーテック・エナジー)向けに提供していく。生産能力は最終的には90MWまで高めることを目指す。

 陳李賀同社董事長は、「CIGS素材を利用した薄膜太陽電池のエネルギー変換効率は14%に達し、将来的に競争力がある。現在銅とインジウムの回収を手掛けているが、今後ガリウムの回収も行う」と表明した。プラチナやルテニウムの回収も進め、将来の発展が見込まれる燃料電池分野にも参入するという。