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HPが13.3型ワイドノートに注力、エイサーに脅威か


ニュース 電子 作成日:2008年10月7日_記事番号:T00010741

HPが13.3型ワイドノートに注力、エイサーに脅威か

 
 ノートパソコン(ノートPC)世界最大手ブランド、ヒューレット・パッカード(HP)は、現在出荷しているアスペクト比(横縦比)16対10の14.1インチ型ノートの30%を16対9の14インチワイド型に変更する予定だったが、これを来年第1四半期末まで延期し、当面70%を16対9の13.3型に、残り30%を15.6型に変更することを決めた。業界関係者によると、HPの判断は同クラス製品を拡大する意図のない宏碁(エイサー)との正面衝突を回避してシェアを伸ばすためのもので、この戦略が当たれば、エイサーにとってHP越えはさらに難しくなりそうだ。7日付電子時報が報じた。

 HPの13.3型は年末までに発売される予定で、同社は「13.3型は現在14.1型よりコストがかかり、平均販売価格も約5,000~6,000台湾元(約1万5,500~1万8,600円)高いが、商機はある」としている。域内業者からは、16対9の13インチクラスのパネルは今後、第5世代ガラス基板からの切り出しに移行してコストが低下し、09年には末端価格に反映されるという予測も出ている。

 なお、世界最大手を目指す宏碁(エイサー)はかつて13型ノートをパッカードベルとゲートウェイブランドで世界展開すると表明したことがあるが、その後は同製品への意欲を示していない。