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EV充電で和泰汽車など合弁、シェア5割目標(トップニュース)/台湾


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2023年2月15日_記事番号:T00107429

EV充電で和泰汽車など合弁、シェア5割目標(トップニュース)/台湾

 トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車など4社が14日、電気自動車(EV)向け充電サービスを専業とする新会社、充壩技術服務(ゴーチャバー)を合弁で設立した。資本金は1億2000万台湾元(約5億3000万円)。集合住宅や企業、公共施設などに設置し、今後5年以内に充電ステーション運営(CPO)市場シェア5割を目指す。15日付経済日報などが報じた。

/date/2023/02/15/00evcharger_2.jpgゴーチャバーは、今後5年以内の新規株式公開(IPO)を目指す(14日=中央社)

 ゴーチャバーの出資比率は▽和泰集団、40%(和泰汽車、10%、和潤電能、30%)、▽充電スタンドの起而行緑能(eツリーゴー)、40%、▽士林電機廠(士林エレクトリック&エンジニアリング)、20%──。ゴーチャバー董事長は、eツリーゴーの簡金品・董事長が就任した。ゴーチャバーがEV向け充電サービスやソフトウエアを手掛け、eツリーゴーが充電運営システムのソリューションを提供し、ハードウエアを担当する。

 士林電機廠の謝漢章・総経理は、トヨタ車は台湾市場でシェア3割、ハイブリット車の技術でリードしている上、販売網が広いと指摘。EV充電ステーションへの参入企業は多いものの、後発でも追い抜くことができると語った。

欧米市場も視野

 eツリーゴーは、2017年に工業技術研究院(工研院、ITRI)の支援で誕生したスタートアップだ。充電スタンドのラインナップは台湾で唯一、電動二輪車、四輪車、八輪車用のいずれも取りそろえる。士林電機廠に生産を委託している。台湾でのEV向け充電スタンドの市場シェアは5割、電動バイク向けは9割。米国企業から3年供給契約を受注しており、今後3年で9000基の出荷を目指す。急速充電スタンドは1台当たり200万〜300万元。

 市場調査会社、レポートリンカーによると、世界の充電スタンド設置基数は、2022年の235万4000基から、27年には1462万基に拡大する見通しだ。

 

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