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9月の輸出総額、6年半ぶりマイナス成長


ニュース その他分野 作成日:2008年10月8日_記事番号:T00010754

9月の輸出総額、6年半ぶりマイナス成長

 
 財政部の貿易統計によると、9月の輸出総額は218億5,000万米ドルで前年同月比1.6%減となった。マイナス成長は2002年4月以来、約6年半ぶり。特に中国・香港への輸出が81億9,600万米ドルで16.3%と大幅に減少、02年1月以来で初のマイナスとなった。8日付経済日報などが報じた。
 
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 財政部統計処の分析では、マイナス成長の原因は米国発の金融危機や世界経済の悪化のほか、▽北京オリンピック需要の終了▽台風上陸による税関の業務休止▽パネル価格の下落──など、背景にさまざまな要素があると指摘している。なお、輸出受注は7月から既に減少の傾向がみられていた。

 輸出額が減少したのは、▽DRAMや半導体などの電子製品▽電機製品▽石化原料▽精密機器──など。電子製品は07年5月以来初めて減少に転じ、全体で4.6%の減となった。

 国・地域別では、東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国向けが4.4%減少した。そのほか主要地域では、▽米国、4.7%▽日本、14.5%▽欧州、9.2%──とそれぞれ増加した。

 輸入総額は210億4,000万米ドルで前年比10.4%増だった。1~9月までの輸出超過額は84億7,000万米ドルで前年比51.4%大幅に減少している。