ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

チャータード銀、亜洲信託を落札


ニュース 金融 作成日:2008年10月8日_記事番号:T00010757

チャータード銀、亜洲信託を落札

 
 中央存款保険公司(預金保険機構に相当)は7日、破綻(はたん)して公的管理下に置かれていた亜洲信託投資の売却入札を行い、英系のスタンダード・チャータード銀行が落札した。金融再建基金(RTC)はチャータード銀に33億4,800万台湾元(約102億8,000万円)の補償を行う。8日付聯合報が伝えた。

 チャータード銀が台湾の金融機関を買収するのは、新竹国際商業銀行(現渣打国際商業銀行)に次いで2件目で、チャータード銀の支店数は外資系銀行で最多の95カ所になる。

 チャータード銀は亜洲信託を買収した理由について、「支店7カ所を自由に移転できるとの条件が魅力だった。現在台北地区には店舗が9カ所しかないため、台北地区で店舗網を拡大するきっかけにしたい」と説明した。

 同時に入札が行われた亜洲信託本店ビル(台北市南京東路・松江路交差点)は、国泰人寿保険(キャセイライフ)が応札したが、落札業者は決まらなかった。8日に引き続き価格交渉が行われる。中央存保公司は同ビルが少なくとも30億元で売却可能とみており、チャータード銀への補償に伴う支出を最大限補いたい構えだ。
 
T000107571