ニュース 商業・サービス 作成日:2023年3月1日_記事番号:T00107661
百貨店大手の▽新光三越百貨、▽遠東百貨(ファーイースタン・デパートメント・ストア)、▽遠東そごう百貨──が3~4月に3%賃上げする計画のようだ。新型コロナウイルス禍が収束に向かう中、今年は百貨店などの商業施設が新たに13店、2025年までの3年では28店オープンする予定で、賃上げで人材の確保や引き留めを図る。1日付工商時報などが報じた。
新光三越は、例年通り4月に賃上げを実施する。賃上げ幅は3%とみられる。22年売上高は前年比11.2%増の886億台湾元(約3940億円)で過去最高だった。
新光三越は、過去最高の売上高は、消費者の支持、サプライヤーの協力だけでなく、従業員の努力あってこそとたたえ、22年10月に従業員に1人当たり2000元を支給したほか、春節ボーナス(年終奨金)を例年より1カ月分多く支給したと説明した。
遠東百貨は、今年の賃上げはまだ決まっていないが、たとえインフレがなかったとしても賃上げは実施すると強調した。昨年は従業員の15%は6~7%の賃上げ、残りは平均3%の賃上げで、賃上げの時期は店舗によって異なると説明した。例年は年1回賃上げし、ボーナスを年2回支給している。
遠東そごうは、例年通り3~4月に賃上げを実施し、賃上げ幅は平均約3%と説明した。遠東そごうの22年売上高は480億元だった。
新北市永和区のショッピングセンター(SC)、比漾広場(ビヨンド・プラザ)は、3~6%の賃上げを計画している。
48店が出店計画
経済部統計処の統計によると、百貨店業界の22年売上高は前年比15.2%増の3946億元で、コロナ前の水準を超え、過去最高となった。今年1月は448億元で、前年同月比35.1%増加した。春節(旧正月)連休(1月20~29日)が貢献した。
不動産コンサルティング会社、瑞普萊坊(リプロ・ナイトフランク)によると、23年は百貨店などの商業施設が13店、25年までの3年では28店オープンする予定だ。建坪35万1854坪に上る。26年以降は、20店以上開業する見込みだ。
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